東名電子株式会社
208U-3A

2008.12.25 up
COLLINS 208U-3A HFリニアアンプ

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履歴

2004年5月 デイトンのハムベンションに行った時に現物を見て感動。
すぐに購入の予定でしたが、911事件のお陰で輸出規制が始まり、軍用の払下げ品は国防省の輸出許可が必要になり輸出許可が下りるまで待つこと4か月、11月中旬には出向予定で2004年のクリスマス前に到着予定でしたが、
ここでも運悪く、船が大幅に遅れ年末の通関も間に合わず、結局翌年1月 吹雪の中、少し遅れたクリスマスプレゼントなりました。
ところが届いた208U−3Aは残り物、殆どのユニット、モジュールが愛好家によって不良のユニットと交換されたほぼ最後の最悪品でした。 幸か不幸か沢山の箇所を修理する機会に恵まれ 感謝 感謝

ファイナル 4CX5000Jの入手困難 (右の真空管) 8F45R(日本製)で実験をしていましたが2008年6月にやっとe-bayで念願の新品の4CX5000Jを入手、ネットオークションのお陰です 感謝 感謝

1台は部品取りの予定で2台購入しました。(左)

私家に着いた208U−3A(左)とFair Radioの倉庫から出した208U−3A(右)わざわざフォークリフトで奥から出してくれました。写真に写っている方がオーナです.

終段増幅部

奥が終段管4CX5000J 小さなバキユウムコンデンサーは中和用と、NF量の調整用

無誘導抵抗(右)はチューンを取る時に使用します。

真上から見た終段管(左)と終段のタンク回路(右)

終段の同調回路(左)とローデイングコイル(右)

上から見た入出力部(左)とアンテナ切替ユニット 大きなバキュウムリレーを使っています。(送受信)

アンテナ切替ユニット(送受信)コネクターは送受共 HN(右)と ドライバーユニット 初段はベース接地 2nd 3rd は4CX350Aで2段 どちらもA級アンプ (右)

コントロールユニット(左)とタンクコイルを回している大きなサーボモーターとギヤユニット(右)

コントロールユニットを納めるマザーボード(左)とユニットを装着した状態(右)

電源部(左)中央奥の大きなトランスが高圧用上が真空管を冷やすブロアーとモーター

つまみの付いているがヒーター電圧の安定化ユニット(左)

2007年のデイトンで大枚を出して買った新品同様の4CX5000J残念ながら不良品(左)
2008年5月デイトンから帰ってすぐ E-Bayでゲットした新品4CX5000J 貴重品です。(右)

ハードケースに収まったテストセット 975K−4(左)とテストパネル(右)
これが無ければ修理が出来ません。これを探すのに1年以上掛かりました。

テストパネル(左)と遠隔操作出来る様に周波数カウンターを追加したテストパネル(右)

遠隔操作出来る様に改造したテストパネル(左)と遠隔操作用のコントローラー(右)

自作の周波数カウンター(左)と3相のアイソレイショントランス(これが無いと漏電ブレイカが飛びます)
安い単相トランスを3個使って作りました。(左)

コントロールユニットの中身 湿度による影響を受けない様に全面エポキシで固められています。
そのままではテスターが当てられませんので、テスターを当てる場所はグラインダーで削ります。
動作状態でのチエックも困難なので、机の上で疑似信号、電圧を加えて1枚づつ修理します。
部品も記号でなんだか解からない物が沢山有ります。回路から推測して、パーツを判断します。
そんな訳で最初は1枚修理するのに1ヶ月(50時間)以上を費やしました。

パレットトラック これが有れば800Kg有るアンプも簡単に一人で移動出来ます。 赤い車は200馬力以上 (左)と1KW出力時のIMD3(右)

アンプの調整用のSG HP8040Bの軍用バージョン(左) 実験用測定機類TR-4171(スペアナ)HP-8040B(SG)HP-4195(スペアナ&ネットアナ)HP-3326 (2チャンメルSG)右)

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